胡蝶蘭ステーション

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【胡蝶蘭の簡易マニュアル】

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胡蝶蘭の価格を決めるポイント

胡蝶蘭を探していると、同じ「白大輪3本立ち」でも、商品によって値段が大きく違うことがあります。

見た目はよく似ているのに、なぜ価格に差が生まれるのでしょうか。

胡蝶蘭の値段は、単純に花茎の本数だけで決まるものではありません。花の数や大きさ、並び方、株の状態、仕立てにかかる手間、鉢やラッピング、配送方法など、さまざまな要素が関係しています。 今回は、胡蝶蘭の価格がどのように決まるのかを紹介します。

花の輪数が価格を左右する

胡蝶蘭の商品名でよく見かける「3本立ち」や「5本立ち」は、基本的に花茎の本数を表しています。

大輪胡蝶蘭の場合、1株から1本の花茎を伸ばした株を、3株または5株、一つの化粧鉢に寄せ植えして仕立てるのが一般的です。

そのため、3本立ちなら花茎が3本、5本立ちなら花茎が5本あります。 ただし、同じ3本立ちでも、一つの商品に咲いている花の合計数は異なります。

ここで、胡蝶蘭の価格に大きく関係するのが花の輪数です。

同じ3本立ちでも、1本の花茎に8輪付いているものと、12輪付いているものでは、鉢全体の花数が大きく異なります。

例えば、3本立ちで1本当たり8輪なら、合計は24輪です。1本当たり12輪なら、合計は36輪になります。

花数が多いほど、正面から見たときのボリュームが増し、豪華な印象になります。また、多くの花を咲かせられるだけの大きく充実した株を育てるには、時間や管理も必要です。

胡蝶蘭は出荷まで長い時間がかかる

胡蝶蘭は、短期間で商品になる植物ではありません。

小さな苗から葉と根を充実させ、花を咲かせられる株へ育てるまでには、一般に数年かかります。その間、生産者は水、肥料、光、温度、湿度などを管理し続けます。

栽培期間が長いほど、温室を使用する期間も長くなります。苗、培地、鉢、肥料、人件費に加え、温室設備の維持費も必要です。

何年も育てたすべての株が、同じ数の花を咲かせるわけではありません。病気になったり、花数が不足したり、希望する時期に咲かなかったりする株もあります。

店頭に並ぶ整った胡蝶蘭の価格には、長期間の栽培と選別にかかる費用も含まれています。

また、暖かい地域を原産とする胡蝶蘭を日本で一年中生産するには、温室での温度管理が欠かせません。

冬は暖房を使って寒さから株を守ります。夏は高温になりすぎないように、遮光、換気、冷房などを行います。また、花芽を作らせるために、株を適切な温度の環境へ移すこともあります。

電気代や燃料代が上がると、温室を維持する費用も増加します。

胡蝶蘭がほぼ一年中販売されているのは、生産者が温度や開花時期を調整しているためです。季節にかかわらず美しい開花株を購入できる背景には、設備とエネルギーの費用があります。