規格外の胡蝶蘭はどうなる?
開店祝いや就任祝いなどで贈られる胡蝶蘭には、花の大きさや数、並び方などについて一定の基準があります。
その基準を満たさない胡蝶蘭は規格外と呼ばれることがあります。しかし、規格外だからといって、花が傷んでいたり、すぐに枯れたりするとは限りません。 見た目が贈答品の基準に合わないだけで、家庭では十分に楽しめる胡蝶蘭もあります。
贈答用の商品から外される理由には、花の数が商品基準よりも少ない、花が落ちてしまったなどがあります。
このような胡蝶蘭は、整った見た目が求められる正式な贈り物には使いにくいかもしれません。
家庭用や切り花として販売する

一方、自宅で飾るのであれば、多少の曲がりや不ぞろいを気にせず、花の個性として楽しめます。
規格外の胡蝶蘭の代表的な活用方法が、家庭用やアウトレット品としての販売です。
贈答用の基準から外れていても、花や株が健康であれば、通常と同じように長く観賞できる場合があります。農園の直売所やオンラインショップ、期間限定の販売会などで、比較的手頃な価格で販売されることもあります。
また、鉢植えの商品として使いにくい胡蝶蘭でも、花茎を切れば切り花として利用できます。
自宅の玄関やリビング、会社のオフィスやエントランスなど、鉢植えよりも空間に合わせて自由に配置できるのが切り花の魅力です。一部の花が傷んでいても、きれいな部分だけを切り分けて飾ることができます。長い花茎のまま花瓶に生けるだけでなく、一輪ずつ小さな器に飾る方法もあります。
再利用する
花の並びや数が基準に合わなくても、葉や根が健康であれば、株そのものは育て続けられます。
花が終わった株を農園などで管理し、新しい葉や根を育てて、再び花を咲かせます。時間と手間はかかりますが、うまく育てれば翌年以降に新しい花を楽しめます。
加えて、最近では役目を終えた胡蝶蘭を別の商品へ生まれ変わらせるアップサイクルの取り組みも見られます。
アップサイクルとは、不要になったものを単に再利用するだけでなく、新しい価値を持つ商品や材料として活用することです。
ドライフラワーやアート作品、ワークショップの材料などアイディア次第で活用の幅は大きく広がります。
まとめ
規格外の胡蝶蘭は、花数や並び方、茎の曲がりなどが贈答用の基準に合わなかった花です。見た目が不ぞろいでも、健康な株であれば家庭用として十分に楽しめる場合があります。
家庭用販売、切り花、空間ディスプレイ、再生栽培、資材の再利用、アップサイクルなど、活用方法は少しずつ広がっています。
整った胡蝶蘭だけが美しいとは限りません。形の違いを個性として受け入れることが、花を無駄にしないための第一歩になるのではないでしょうか。
次に胡蝶蘭を選ぶときは、少し不ぞろいでも元気に咲いている一鉢にも目を向けてみてください。











