胡蝶蘭ステーション

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【胡蝶蘭の簡易マニュアル】

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【花の色が持つ秘密?】

 胡蝶蘭の花の色といえば白、ピンク、紫、黄色などのイメージがありますね。花の色は観賞する上で大きな価値があります。

花の色はどうやって決まるのでしょうか?

胡蝶蘭の赤や紫の花色は「アントシアニン」という色素で決まります。アントシアニンは、赤、青、紫を呈する色素で、胡蝶蘭以外にも様々な植物が持っています。食べ物ではブルーベリーや赤シソ、紫キャベツにも含まれています。

そして、黄色は「カロテノイド」という色素によるものです。これはニンジンやミカンなどにも含まれています。

花が持つアントシアニンやカロテノイドの種類や組み合わせが少しずつ異なることで様々な色になるのです。

花の色が自然界で持つ意味とは?

さて、観賞用の花である胡蝶蘭は人が美しいと思う色に価値がありますが、自然界の花はどうでしょうか。実は、自然界に自生する花には生存戦略に沿った面白い特徴があるのです。ここからは、胡蝶蘭とは話がそれますが、身近な花の豆知識を少しだけ紹介していきます。

黄色の花

 

春が近づき、身近で咲き始める花といえば何色の花が思い浮かびますか?菜の花やタンポポなどの黄色い花ではないでしょうか?

春になると活動をはじめるハチやアブは、黄色に引き寄せられる習性を持ちます。そしてこれらの虫は蜜を求めて花を訪れ、花の受粉を手伝います。このような虫たちを「訪花昆虫」といいます。春一番に咲く黄色い花は訪花昆虫との共存をしているのです。

紫色の花

紫色の身近な花といえば、アヤメやホトケノザ、フジなど、少し複雑な形をした花を思い浮かべませんか?これらの花には特定の昆虫が訪れることが多いのです。例えばフジにはクマバチが集まりますよね。

紫色の花の蜜は、花の奥に位置していることが多いです。花びらを避ける力や花の奥に進むことができる体型を持つ昆虫でなければ蜜を吸えません。これは、訪花昆虫が花の奥に進むことで受粉の効率を上げるためだと言われています。さらには、蜜のある場所に斑点のある花もあります。この斑点は「蜜標」と呼ばれ、訪花昆虫はこの蜜標を目印にして蜜を吸いに来ます。

斑点のある胡蝶蘭も、もしかしたら自然界で何か意味を成していたのかもしれないですね。

赤色の花

 

赤い花といえば、梅やツバキ、サザンカ、ハイビスカスなどが思い浮かびますね。中でも、日本で見る赤い花は寒い時期に咲くものが多いです。つまり、これらの花は訪花昆虫による受粉がしにくいのです。そこでターゲットになるのが、鳥です。

鳥は、花の赤色を目印にして蜜を吸いに来ます。ちなみにハチやアブは赤色を認識することができません。そして、花の形は筒状をしているものが多く、蜜を吸うのには長いくちばしを持つ鳥が適しています。ヒヨドリやメジロが梅の木に集まり、花をつついている様子を見たことがある方もいるのではないでしょうか。

今回は、花の色の違いについて豆知識を紹介しました。好みや風水など、観賞価値として花の色を見ることが多いと思います。自然界で本来持っていた色の意味を知ると、花を見るときに面白い発見がありそうですね!