日本の中で胡蝶蘭生産が有名な町はどこにあるのでしょうか。胡蝶蘭はその綺麗な花姿から、縁起物として企業同士の贈答品などに用いられる文化があります。美しい花をいつでも楽しみたい理由で、全国で胡蝶蘭生産が行われるようになり、年中栽培を行うため温室で育てられるようにたったという歴史があります。
寒い地域では温室の暖房代が高くなりそうなので、南の方の温かい地域だと思うのですが、実際に生産が盛んな県はどこなのでしょうか。そしてどこの町の産出量が多く、園芸特産物になっているのでしょうか。
そこで今回は、県別の花き市場の産出額や、洋ラン産出額の多い県をデータと共に紹介したいと思います。最後に、産出額の多い町から届くオンラインショップも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
花き産出額の都道府県別割合
まずは花全体の産出額を見ていきましょう。
平成28年の全国花き産出額が3,788億円です。そして、全国の県別ランキングは以下のようになっています。
平成28年 花き産出額県別ランキング
1位 愛知県 610億円
2位 千葉県 255億円
3位 福岡県 224億円
4位 埼玉県 197億円
5位 静岡県 176億円
※ 農林水産省 花木等生産状況調査を参照
割合にしてみると驚きなのですが、愛知県は平成28年では610億円の花き産出額となり、全体の16.1%を誇ります。花の生産がダントツの全国一位だということが分かります。
昭和37年以来、この一位が続いており「花の王国あいち」と謳っているだけあります。
※ 愛知県は、全国の花き産出額ランキングで、菊1位、バラ1位、洋ラン1位、カーネーション2位、シクラメン2位となっています。
愛知県の洋ラン”産出額はどれほどか